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五反田へようこそ!僕は五反田ミコト。よろしく!

五反田って名前はね、目黒川が流れているんだけど、江戸時代に廻りの田んぼの区画が5反、今で言うと、だいたい5000平方メートルあったからっていう理由何だって。あは、なんか単純だけど、わかりやすくっていいよね。

いまでは、そんな田んぼのあともなくなっちゃったけどね。

都営浅草線だけで、僕のところには毎日6万人の人たちが僕のところに来るんだ。

そんな五反田がこうやって発達して有名になったのは、あのショートショートの神様とよばれる、作家、星新一のお父さん、星一が「星製薬」っていう製薬会社を経営してたんだけど、当時は日本一のシェアで、今では当たり前だけど、一般の人も工場が見学出来るようにしたりしたんだ。それで一躍有名になったんだ。すごいよね。そして息子さんはショートショートの神様…。僕のなまえもミコトって神様の名前、もらってるし、名前負けしないようにも、妹の為にもがんばらなくっちゃ!あ、僕には、メガミって双児の妹がいるんだ。そう言えば妹も神様のなまえだね。

それからね、この通り、本当は「八ツ山通り」って名前があるんだど、かつてはソニーの本社があったからすごく有名で、今でもみんなソニー通りって呼んでるんだ。五反田は、TOCが有名だけど、あ、TOCってちなみに東京卸売りセンターの略。いろんなお店がごちゃごちゃ入ってて、たのしいんだ。ちょっと先にいくと、武家屋敷跡の邸宅街とか大使館とか参議院の公邸なんかもあるんだ。なんか、マスコミとかにでているようなイメージとちがうでしょ?結構誤解されるんだけど、僕の街はとてもいいところだよ。

あとは、企業だと学研があったり、…そうそう、僕の妹はこの学研で出版されてる雑誌の専属グラビアアイドルをしてるんだ。
研究するから見て!とかいってメガミは、僕の前でグラビアのポーズの練習をするんだよ。かわいいけんだど、あんまりセクシーなポーズをされたりされると、兄としては、大丈夫かなって心配になるよ。メガミは僕に負担をかけないように、ってグラビアや他にもアルバイトしているんだ。

僕は趣味がバスケットボールでね。ほら見て、バッシュに赤いラインがはいってるんだ。これは妹がそのバイト代をためて僕の誕生日、11月15日にプレゼントしてくれたんだけど、この赤いラインは浅草線のシンボルカラーなんだ!かっこいいでしょ?
だから僕もがんばらなきゃって、今、飲食店でアルバイトしているんだ。メガミの為にも。
あ、なんだか、なんか妹の話になっちゃってゴメンね。折角きてくれたのに。

でも、君にも五反田のこと、好きになって欲しいって、その気持ちはホントにホントだよ!

そのきもちはちゃんと伝えたいんだ。僕の事、これからちょっとづつでいいから、君にもわかってもらえるといいなっ(照)


あっあのね、このジャージも、ほら、赤のラインが入ってるんだ。バスケをするにはちょっと身長が足りないんだけどそこは、気合いでカバー!頑張らなくちゃ!

あ、そうだ足りないと言えば…大江戸線がそうだね。

たまに大江戸線のみんなも遊びにくるんだ。大江戸線は検車場がないから、浅草線の基地を貸しているんだ。レールの幅が、大江戸線、浅草線は一緒だからね。でも大江戸線は、リニアモーターで動いているし、ミニ地下鉄だから、高さがたりなくてパンタグラフが浅草線にとどかなんだ。だからと汐留くんのところからE5000形っていう大江戸線を運ぶ為だけにつくられた機関車で大江戸線を馬込基地まで引っ張っているんだ。後輩のフォローも先輩の努めだからね!

…兄貴で、先輩の風格、僕もがんばって、いいとこみせないと…。

え?あ、今、僕しゃべってた?あ…う…。…なんかカッコわるいな、僕…
だって、君にもカッコいいところ、みせたい…から…。

ああっ!やっぱり今のなし!がんばってかっこいところ、見せるから。うん、かならず。

じゃあこれから一緒に、五反田の街を、歩こう!
さっき言ってた僕のバイト先で奢ってあげる!僕の働く姿、君にみて僕の男らしさ、伝えなきゃ!

ほら、いこ!

あ…ちがっ、こっちだよ。あーっ、ちがうちがう。こっち。

あ…五反田は迷いやすいから、ほら、迷子とかになったら大変だしっ。手、離しちゃだめだよ。

それじゃぁ、いこっ。
美味しいもの、沢山たべさせてあげる!
僕の手料理。
ねっ。

 

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